技術力のエンジニアと稼ぐエンジニア、どちらを目指したい?

こんにちは、とーくん(@token_at)です。

この記事では、

ちゃんくん
初心者 プログラマーちゃんくん

年収アップするために技術力を高めないと・・・でも勉強することが多くて大変・・・

と勉強ばかりで少し疲れ気味のあなたに大事なことをお伝えしたいと思います。

おそらく、このブログを読んでくれているあなたは、フリーランスのエンジニアとして収入アップを目指しているんだろうと思います。

ですから、これを前提に私の経験を踏まえてお話していこうと思います。

技術力を高めることは初期段階では大切

初期段階、駆け出しの技術者の段階では技術力を高める努力はもちろん必須です。

というか、最低限のスキルと経験がないと何も始まりません。

この記事のタイトルを見て安心しちゃだめです。

学習段階なら、1日12時間以上プログラミングしててもいいくらいです。

一定ライン、具体的に言うと「小規模なシステムならなんでも作れるよ。」という自信が持てるくらいまでは、しっかり学習して、しっかり自分でプログラムをかいて、経験積むべきです。

この記事は、その一定ラインを超えた後の話です。

ここは勘違いしちゃだめですよ。

エンジニアがハマりがちな罠

上司から「スキルアップしろ!」と口やかましくいわれた経験からエンジニアは常に新しい技術を学び続けないといけないと思い込んでいませんか?

PHPは覚えた。自分で使えるようになってきた。

じゃあ次はjQuery、Vue.js、React.jsなどフロントを覚えるか。

その次はアプリ開発にチャレンジしようか・・・

残念ながら、こういう考え、方向性ではスキルのカバー範囲は広がっても、おそらく収入は伸びません。

技術力が高いエンジニアが稼げるとは限らない

ある意味でショックなお話なんですが、

「技術力が高い」≠「稼げる」

なんですよね。

一定ラインの技術力を超えたら、スキルアップによる収入の伸びは誤差範囲。

つまり、小規模なシステムならなんでも作れるよ、という自信を持てるようになったら、スキルアップばっかり考えたらダメ。ゼッタイ。というお話なんです。

何が言いたいか。

技術の勉強ばかりするのではなく、フリーランスとしての収入アップにつながる行動を増やしていきましょう、ということです。

年収3000万円超のエンジニアの話

以前、一緒に仕事をしたことがある方のお話です。この方、独立した一人のエンジニアとして年収3000万円以上(正確には一人法人の営業利益だと思われる)稼いでいるとのことでした。

年収1000万超えのエンジニアはそこまで珍しくないと思いますが、年収3000万となるとかなりレアキャラになってくると思います。

毎年継続してその金額を稼いでいるのか、そこまで詳しいことまではわかりません。

ただ、都内のタワマンに無理なく住み、外車に乗り(多分、自社法人の経費で)、そして、まあまあの大金を投資できる個人資産も持っておられたので、この年収(稼ぎ)はそこまで盛ったお話ではないなというのが当時の私の印象でした。

この方の主な収入源は以下のとおり。

  • システム受託開発
  • システム保守費用
  • 自社サービスサイトでの売上
  • 自社サービスサイトの広告収入

この方のスキルセットは?

さぞやハイスキルをお持ちの方だろうと思ってお話を伺うと意外や意外。

利用している言語はPHPのみ。JavaScript系も必要最低限。そして、サーバー運用スキル少々。

システムを作るにあたって必要最低限のスキルしかお持ちでなかったんですよね。

じゃあ、何がここまで収入が違うのか?ここを掘り下げていきたいと思います。

【違い1つ目】1次請けへのこだわり

彼は受託開発は1次請けにこだわっていました。独立して軌道に乗るまでは下請けもしていたようですが、軌道に乗ってからは1次請け以外は仕事は断っていたそうです。

1次請けのメリットは、

1次請けのメリット
  • 単価をコントロールしやすい
  • 保守費用を提案できる

が大きいと思います。

特に保守費用はストック収入になるので精神的安定が大きいです。保守契約を結んでいただけない企業もありますが、収入が安定していれば、保守契約をしてもらえないなら受託開発自体を断るなんてことも可能です。

実際、彼は1社の保守費用だけで平均的なサラリーマン以上の収入があるようでした。

彼ほどの規模感ではありませんが、私も1次請けのクライアント企業数社とお付き合いがあり、安定的に売上を得られています。

どのようにして1次請けのクライアント企業案件を獲得したかはまた別の機会に書きたいと思います。

【違い2つ目】自社サービスを立ち上げる

自社サービスを立ち上げる。

ある程度、想像はついたかもしれませんが・・・、エンジニアとしては誰もが一度は考えたことがあると思いますが、ここが大切。

彼の場合は圧倒的な集客力のある無料サービス(一部機能のみ有料)を作り、AdSense等の広告収入がメインとなっています。

やはり自分の労働力だよりのクライアントワークだけでは収入は伸ばせません。

自社サービス。自社商品。

保守費用で安定収入を確保した後に、労働力に頼らず売上を作れるようにシフトしていく必要があるでしょう。

私自身も、記事執筆時点では自社サービスは立ち上げられてはいませんが、2022年の1月に一つのサービスをリリースするために動いています。

収入アップのステップ

最後にステップ化してみましょう。

フリーランスのエンジニアとして稼ぎを大きくするには、次のステップが重要なんですね。

STEP
システム開発に必要最低限の知識を身につける

この方の例でいうとPHPだけですね。Laravel+フロント系js+MySQLあたりの一通りの知識としてもよいでしょう。

STEP2
案件を1次請けで獲得し実績と保守費用を積み上げる

2次請けだとスキルセットで却下される場合があるので、1次請けにこだわる必要があります。また、1次請けだと保守費用を提案でき、ストック収入を積み上げていけます。

STEP3
自社サービスを立ち上げる

保守費用である程度の売上を確保できた段階で、自社サービスを立ち上げる。(もちろん、簡単に売上は立たないので根気よく続ける必要がある。)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

スキルアップをとことん追求する。エンジニアとして営業力を強化する。どちらがいい悪いの話ではなく、両方追求できれば最高です。

ただ、フリーランスのエンジニアなら、稼ぎにフォーカスする必要があります。

まずは、1次請けの案件獲得の時間を確保しつつ、自社サービス(自社商品)を立ち上げる。

決して簡単なステップではありませんが、チャレンジする価値があるステップだと思います。

一緒に頑張っていきましょう。

この記事を書いた人

とーくん
とーくん

自動化/仕組み化が得意。プログラミング。Webマーケティング。某大手外資系IT会社→独立しシステム開発業/インフルエンサーの裏方で仕組み化支援経験有/中小企業のIT顧問。システム開発20年。妻も自営業(物販)。子どもは大学生の長女、高校生の長男、小学生の次女、小学生の次男。
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